ここにきてスクラン

スクランにはまっています。
部屋で一人、声を上げて爆笑しながら読んでます。
沢近が好き。

School Rumble(3) (講談社コミックス)

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感想

今日の夕方、⑦〜最新刊までをまとめ買い。
このレベルでの一気買いは「ネギま!」以来だ。
(最近は、もっぱらマガジン志向。)
久々のヒットに出会えて嬉しい反面、
そろそろ現在連載中の漫画で一定水準を満たす作品は
読み尽くしてしまった感があるので、
悲しい。


今、⑦巻を読み終えました。
いやあー、この巻は最高だった。
播磨×八雲の急接近で、
みんなの思惑が一気に転換期を迎える。
播磨部屋での二人のやり取りが丁寧に描かれ、
読み応えがある。
今後の展開がますます楽しみだ。

批評

高校の2年C組を舞台に展開されるラブコメ
キャラの設定を用意して、
あとは自由に動いてもらう、みたいな
少女漫画〜女性漫画的な作られ方をしている
と思った。


週刊少年ジャンプのモットーは、「努力、友情、勝利」。
努力を重ね、勝利を勝ち取る、といった具合に、
少年漫画って、往々にしてゴールが必要とされます。
フリーザをやっつける(ドラゴンボール)とか、
大秘宝を手に入れる(ワンピース)とか、
じっちゃんの名にかけて(金田一)とか。


あるいは、単純な起承転結による
一話完結モノ。
マサルさん
ケロロ軍曹
ドラえもん
など、とにかく結果ありき。


もちろん女性漫画でも、そのような
目標達成系の作品ってあるけれど、
(こどちゃとかGALSとか、なかよし系とか・・)
それよりもストーリーの「展開」とか
各キャラクターがどう動くかとか
「結果以前」の局面に重きが置かれてる場合の方が多いと思う。
のだめとか、ハチクロとか、有名。


で、スクランは、まさにそんな感じなんです。
キャラクターたちが、はちゃめちゃに動く動く!
多分作者でも、2、3週間後の人間関係がどうなってるか
わからないんじゃないかなってくらい、
流れる(流される)ような描き方をしている。
それは全然悪いことじゃなくて、
キャラクターに魂がある、ってことなんだと思う。
すごいことなんだと思う。


論理的に構造を練ってから描き始めるんじゃなくて、
その時々で、面白いと思うストーリー展開に
キャラクターを導く。
非常にリスキーな描き方だと思うが、
だからこそ、それができてる作家って、
逆に頭いいなーと思う。


作風で言うと、スクランは、
アホ具合が「きせユカ」に似ています。

きせかえユカちゃん 7 (りぼんマスコットコミックス)

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