反定立(アンチテーゼ)

世界に広がれ「憂鬱」の輪

(DAMIEN DONCK FOR NEWSWEEK
最近、ゴム製のリストバンドをしている人をよく見かける。何かを支持しているとの意思表示で、黄色のバンドは癌研究を、迷彩柄はイラク派兵を、くり色はミネソタ大学ホッケーチームを、という具合だ。
 そこへ登場したのが「何も支持していない」ことを示すバンド。通販会社マクフィーの新製品「憂鬱バンド」だ(http://mcphee.com)。
 「強く生きろ」「W.W.J.D.(イエス・キリストならどうする)」といった立派なメッセージは書かれていない。その代わり「絶望」「無関心」「虚無主義」など皮肉っぽい言葉が並ぶ。
 「毎日がいい日とはかぎらない」と、バンドの共同考案者で、同社マネジャーのデービッド・ウォルは言う。「前向きなメッセージにあてはまらない人はたくさんいる」
 黒や白のこのバンドは、人間嫌いや皮肉屋にはもってこい。同社サイトでも3番目の人気商品だ。いうまでもないが、売り上げは1セントたりともチャリティーには使われない。


http://www.newsweekjapan.hankyu-com.co.jp/thetipsheet/

うむ、素晴らしい運動である。
というか、人々が「バンド」の意味にもっと自覚的になるには
こういうニヒリスティックな流れがどうしても必要なんだきっと。


ドイツ観念論哲学者のヘーゲル曰く・・・

自己が異質な他者の中でいったん自己を見失い、その他者と和解しあうことによってより大きな自己へと生成し、究極的に絶対知へ至る。
はてな


全てのものは己のうちに矛盾を含んでおり、それによって必然的に己と対立するものを生み出す。生み出したものと生み出されたものは互いに対立しあうが(ここに優劣関係はない)、同時にまさにその対立によって互いに結びついている(相互媒介)。最後には二つがアウフヘーベンaufheben(止揚)される。このアウフヘーベンは「否定の否定」であり、一見すると単なる二重否定すなわち肯定=正のようである。しかしアウフヘーベンにおいては、正のみならず、正に対立していた反もまた保存されているのである。
(うぃきぺ)

だって。
でも哲学とか関係なしにこのバンドは欲しいな。